派遣社員の面接(1社目)

派遣社員の面接行ってきた。
1社目とするにはワケがある。


来年から自分も採用業務をすることになる側になるから、
今日のやり取りをレポートする。
言っとくけど長い。


まず集合場所は宝くじ売り場の奥という、
なんともアバウトな場所。


家を出てネットから書き取ったメモを頼りにして、
自転車で急ぐ。
集合場所付近まで行くと、
工場が立ち並んでいることに気づいた。
('A`)「ここら辺のどこかの工場で働くことになるんかな。」


到着。
時間を見ると約束よりも30分も前だ。
('A`)「ジュースでも飲んで待ってるか。」


しばらくすると
「○○さん(会社名)をお待ちですか?」
(`・ω・´)「あ、はい。ポン他です。
   本日はよろしくお願い致します!」
(自分の会社をさんづけするのはおかしい)
「派遣会社○○の××です。
ちょっと待ってね、もう一人来ることになってるから。
それまでこのシートを記入しててもらえる?」
(´・ω・`)「わかりました。」


そのシートというのは自身の健康状態を報告するもので、
主に持病や入院歴などの質問が羅列されていた。
(´・ω・`)「終わりました。」
「はい、ありがと。
まだ時間あるし、軽い質問をしていくね。」
(´・ω・`)「はい。」
「実は勤務先はすぐそこなんだ。
今日はここまでは何で来た?」
(´・ω・`)「自転車です。」
「何分くらい?」
(´・ω・`)「30分かからないくらいですね。」
「なるほど。(カキカキ)
ん?
あ、ちょっとまってね。
もう一人が来たみたい。」


でも結局その人は人違いだった。
そして約束の時間5分前になっても、らしき人は来ない。


「もう一人は来ないみたいだし、今日は一人でやるね。
じゃあ車の中で面接するから、こっち来て。」
(`・ω・´)「はい。」
トコトコトコ…。
('A`)「…。」
そこには古い軽自動車があった。
('A`)「(これが派遣会社の人が乗る車なのか…。)」
少し期待はずれだった。


××さんは運転席に乗り込み、
私は後部左座席に乗るよう指示された。
バタンッ、バタムッ。


「じゃあ面接始めるね。
きみが働くことになる△△会社の常駐管理をしてる、
派遣会社○○の××です。」
(`・ω・´)「はい。ポン他です。
   よろしくお願い致します!」
「じゃあ仕事内容から始めるけども。
この会社は自動車の部品を作ってる会社でね、
こういう(パンフレットを見せる)アルミニウム製品。
まずは700℃くらいにドロドロに溶かしたやつを、
機械が型に入れてくんだわ。
型っていうのはタイヤキを作るみたいなやつ。
ほんで派遣社員の仕事は、
型からとった一つの製品が二つくっついてるから
それをとんかちで真っ二つにするんだ。」
(´・ω・`)「なるほど。」


「それともう一つ仕事があるんだけどさ。
その一つにした製品が、
ちゃんと規格どおりにできているかの検査。
検査と型どおりに微調整するのは、全部この機械。
プログラムは工場の正社員がやるけども、
派遣社員は機械から出てきた製品を次の機械に移動させるんだ。」
(´・ω・`) 「なるほど。」
「ここまで説明聞いて、やれそう?」
(´・ω・`) 「そうですねー、
     やったことがないんでなんとも言えませんが、
     マメな性格なんで飽きてしまうことはないと思います。」


「わかった。
じゃあきみのことを聞いていくね。
…ん?
職歴ないの!?」
(´・ω・`) 「はい。実は今年の3月に大学を卒業しまして。
     今に至るわけです。」
「そっか、でも派遣でいいの?」
(´・ω・`) 「はい。来年の4月から入社予定の会社があるんですけど、
     3月まで無職の状態なので、派遣で働こうと思い、応募しました。」
「あーなるほどね。
それで3月まで働けるって書いてあるんだね。
ちなみに何をする会社なの?」
(´・ω・`) 「実は…人材サービス会社なんですが…。」
「…え!?…派遣!?」
(´・ω・`) 「はい…。」
「ちょwwww待ってwwww
それは自分の会社にするもんじゃないの?www」
('A`)「いや実は私も頼んでみたんですけども、
   ちょうどいい案件がなかったらしくて。
   御社に応募していいのか迷ったんですが。」
「そっかそっか。
社名は言えないかな?」
('A`)「え!?そーですねー…。
   工場派遣業務なんですけど。」
「内定先は他の会社に応募することはどう言ってるの?」
(´・ω・`)「今は無職の状態ですし、入社するまで収入がないので、
    許可は頂いています。」
「そっかー、いやーこういう場合だとさ、
きみを採用するとうちのシステムを教えることになるんだよね。」
('A`)「はぁ…。」
「うちも他の会社がどんな風に営業してるのかわからないわけよ。
だからねー…。」
('A`)「やっぱそうっすよねー。」


「じゃあちょっと話を変えようか。
時給は1150円。
最初の一ヶ月は1050円で、二ヶ月目から1150円ね。」
(一ヶ月目はもしかしたら1100円だったかもしれんけど、
忘れてしまった。)
「それで8:15〜17:00で一日8時間労働。
あと残業もあるからね。
最高で20時までかな。」
(´・ω・`)「えーっと、じゃあ3時間の残業ですか。」
「そう。まぁいつもだいたい7時かな。
計算してみると(計算機を取り出して)、
だいたい一ヶ月20日出勤。
だから20×1150×8=184,000円。
残業が月30時間だから
30×1150×1.25=43,125円。
足すと227,125円。
そこから社会保険を引くと手取り20マソくらいかな。」
(´・ω・`)「なるほど。」
「まぁこれ以上はシステムを教えることになるからまだ言えないんだけどさ。」
(やたらシステムを連呼していた。
おそらく社内規則とか営業ノウハウのことだとは思うんだけど。)
まぁでもねー、3月までの希望なのか。
いやね、今円高だけど1月ってこれからやるぞーって時期なんだ。
だからそれから2月、3月で辞められるとね、ちょっとどうかな。
まぁ派遣先の工場の人がどう言うかなんだけどさ。」
(´・ω・`)「あーそうですかー。」


「まぁ上と派遣先の人がどう言うかわかんないけどさ、
入社先が派遣会社ってことと、勤務期間がネックだね。」
(´・ω・`)「そうですね。」
「まぁ結果は明日電話するよ。
午前中には連絡できるかな。」
(´・ω・`)「あのう、不採用の場合は連絡はいただけますか。」
「ああ、それも含めて明日の午前中にするから。」
(´・ω・`)「よろしくお願いします。」
「よし、じゃあedjf…」
(´・ω・`)「あっ、すいません。
    一つ申し上げておきたいことがあるんですが。」
「あああ、いいよいいよ。」
(´・ω・`)「御社に応募したのはもちろんスパイとかそういうわけではなくて、
    来年の4月まで収入がないのと、
    派遣社員側の経験をしておきたいってことなので。」
「ああ、大丈夫大丈夫。
いやいや、こっちも正直に言ってもらったからいいよ。
じゃあまた明日連絡するから。」
(`・ω・´)「はい。ご丁寧にありがとうございました!」


とまぁ、大分はしょったけど面接はこんな感じだった。
今度は短期で探そう。


あと自分の今の立場だと、
派遣会社に雇ってもらえるのってむずそうだ。
ちょっと人事の人に相談してみるか。