バイト退職した
いつものように後片付けと掃除を終わらせ、
終礼に入った。
「じゃあポン他くん挨拶をどうぞ〜。」
('∀`)「えっ!?えーっと…、
12月終わりから三ヶ月弱でしたけれど、
皆さんお世話になりました。
失敗ばかりでしたけれども、お菓子あげるんで
許してくださいw」
\どっ/
「あげるんでってw」
「ありがと〜。」
('∀`)「はーい。
(あれ、社長と他の数人の目が潤んでるけど…、
え…もしかして泣いてんの?いや違うだろう。
…なんでだ?)」
「まー会社に入ったら2年で辞めると思うけどねw」
('∀`)「なんでですか!」
「辛かったらまた遊びに来てやー。
んで、これみんなからの餞別なっ。」
('A`)「えっ…。」
袋の中にはケーキ箱らしきものが入っている。
顔がニヤけるおれ。
「なに笑ったまんまやねんw」
('∀`)「…ありがとうございます!」
「年末また来ーや!」
みんな帰り支度をする。
すでに泣きそうなおれ。
事務所に入り社長にお礼。
('A`)「ありがとうございました。」
「まー最初は作業が遅くて大丈夫かなと思ったけどな、
ほんま助かったで。
明日みんなが「あの子なんでけーへんの!」とか言う
やろうけど、それは寂しい証拠やで。」
(´;ω;`)「…。」
「まー座り座りっ。」
(´;ω;`)「ううっ…。」
オバサン「ちょっとこの子泣いてるでー!」
「そんなん言わんときーやw」
しばらく泣いたのち、職場を後にした。
思えば失敗しかしてなかったようなもんだったし、
みんなからいっつも文句ばっか言われてた。
でもこうやって円満なかたちでバイトを辞めるのは
初めてだったかも。
しかし、今日寝坊してシャワー浴びずに出勤したのが
悔やまれる。
みんな泣いてたのはおれの体臭がきつかったからなんですね。